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「外交で恒久平和を実現する」と言ったら信じますか [平和外交]

外交で恒久平和を実現すると言ったらあなたは信じますか。鼻で笑う人が多いと思いますが、あきらめるのは早すぎると思います。

平和外交の手始めは、北東アジア共同体の創設です。加盟国は日本、中国、台湾、韓国、北朝鮮、極東ロシアです。将来、各国は自衛軍以外を持たず、合同軍を創設し本部は沖縄と台湾に置きます。日本はこの共同体の推進エンジンの役割を果たしたい。

進め方としては、北東アジアの政治について、究極の理想の状況を設定して、関係各国で合意することが第一関門です。あとはこの理想に向かって、一歩一歩進めてゆくことになります。政治体制の違いは交渉の障害にはならないと思います。参加を呼びかける際に、領土問題の棚上げくらいの手土産は必要だが、成果に比べたら安いものです。

未来に向けた理想の神輿をみんなで担ぐことで、歴史認識や、靖国参拝に関する批判などは霧消します。中韓との密な首脳会談もできるようになります。
アメリカとの友好関係は維持するが、米軍基地はいずれ撤退してもらい、念願の自主独立を達成します。これぞ21世紀の日本の針路でしょう。

安保法案は違憲であり、軍拡競争に進む恐れもあるので反対です。万一にも、日本が第3次世界大戦の火種を作ることがあってはなりません。積極的平和主義を言うなら本提案の方が何倍もすぐれています。安倍首相と外務省に奮起を促したい。

本稿は8月26日の朝日新聞・オピニオン欄掲載のガルトゥング氏(ノルウェーの平和学者)のご意見に触発されて寄稿しました。
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コメント 5

山下肇

平和外交に賛成です。日本の外交は弱すぎると思います。付き合いにくい相手に、もっとぶつかって欲しい。
by 山下肇 (2015-09-25 11:19) 

外交に物申す会

賛成です。安倍首相は多くの国を訪問して、立派だと思いますが、価値観が同じ国だけでなく、違う国とももっと付き合ってほしいですね。
by 外交に物申す会 (2015-09-25 11:29) 

萩生光紀

核武装に行きつく軍拡は(原発による放射能拡散のリスクも含めて)、もはや抑止力どころか人類滅亡のリスクを際限なく高めることになると思います。
日本が率先して外交で恒久平和を実現する、そのためには先ず東北
アジア共同体の樹立を目指す、大賛成です。
これは、1995年に森嶋通夫が「日本の選択」で提案した構想とほぼ同じですが、9.11や3.11を経て、増々現実味を帯びてきたと思います。

by 萩生光紀 (2015-09-25 22:24) 

大山会の柿です

外交で恒久平和を実現しようと言うタイトルでブログを始めたよとメールを頂いてから早くも3か月目に入りました。最初に主旨大賛成とメールを帰しました。ASEAN型の北東アジア共同体の創設に大賛成です。須らく公論に決すべしで、気軽に各国額突き合わせ問題点には口角泡をとばしたらと思います。その際短気は絶対ダメですね。また経済界の代表になってもまずいです。あくまで戦争を避けるの一点で知恵を出し合うことかと。
by 大山会の柿です (2015-11-03 22:29) 

萩生光紀

アセアンはECを参考としつつ、AEC(ASEAN経済共同体)への移行により更なる連携を推進しようとしています。TPPによる太平洋経済圏も促進される中、中国・韓国は焦っています。今こそ日本を含む3国を核とした東北アジア経済連合体構想に向けて活動すべきだと思います。平和を唱えるだけでなく、経済交流を深めることによって、おのずから戦争への抑止力が働き、軍事力が有名無実になっていく筈です。
by 萩生光紀 (2015-11-07 11:18) 

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