鳩山元総理による「東アジア共同体」構想の経緯 [平和外交]
民主党の鳩山由紀夫元総理は総理就任前に「友愛」をキーワードに「東アジア共同体」構想を提唱した。
ホームページの記事を要約すると次のとおりである。
「国と国の関係も友愛精神を基調とすべきです。なぜなら、「対立」でなく「協調」こそが社会発展の原動力と考えるからです。日本は東アジアを我が国が生きていく基本的な生活空間ととらえ、この地域に安定した経済協力と安全保障の枠組みを創る努力を積み重ねていきます。」
鳩山元総理は、2009年9月の総理就任直前に、ニューヨークタイムズ紙に「日本の新しい道」という投稿記事で、経済・安保のアメリカ主導を批判し、日本は東アジアを軸に考えると主張した。外交戦略のない言動に対し、欧米から手厳しい批判を浴び、東アジア共同体構想も崩壊した経緯がある。
アイデアは良いのに、戦略も根まわしもない、心無い言動が悔やまれる。
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