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国連中心の安全保障 [世界平和]

 日本が念願の対米独立を果たし、アメリカの代わりに国連に安全保障を委ねるとする提案がある。(加藤典洋氏の「戦後入門」参照)

 日本国憲法は1946年にアメリカ占領軍によって制定され、9条により、戦争を放棄し、軍隊を持たないこととなった。日本はダルマさんになったが、何かあれば国連が守ってくれると期待されていた。ところが、東西冷戦がはじまり、国連が全くあてにできなくなり、代わりに1952年にアメリカと安全保障条約を締結し、守ってもらうことになった。対米従属の始まりであるが、相手がアメリカでよかったとも言える。

 189年に冷戦が終結して、すでに四半世紀が経過した。軍備を増強して覇権的な動き強めている中国は、日米同盟に脅威を感じて、そうしているようだ。日本が対米独立を果たし、中国に関与を強め、東アジア共同体の創設を進めることで、中国の進路を変えることができると思う。

昨年10月に当ブログの「世界政治経済の理想システム」で述べたように、地域の共同体をまず作って、間接的に国連の傘下に入った方が、加藤氏のように日本が直接、国連の傘下に入るより、多くのメリットがあり、優れていると思っている。


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