立憲民主党の基本政策検証 ① [政治・社会]
立憲民主党は昨年末に、基本政策を発表した。本稿では、その中で重要と思われる政策を抽出して、2回に分けて述べよう。カッコ内の色文字は筆者のコメントである。
1.【国のかたち】
■立憲主義を守り、草の根から民主主義を実践する。
(「草の根」が良い。安倍首相は立憲主義を理解しようとしていない。自身の価値観を国民に押し付け、北朝鮮には圧力を超えて挑発している。)
■特定秘密保護法を廃止し、政府による不適切な秘匿を防止し、適切な情報管理を実現する。
■選挙制度、議員定数、衆議院と参議院のあり方などの不断の見直しにより、国民の声が反映される政治を実現する。
■東京一極集中から脱し、地域の責任と創意工夫によって地域主権型社会を構築する。
2.【外交・安全保障】
■我が国周辺の安全保障環境を直視し、専守防衛のための自衛力を着実に整備して国民の生命・財産、領土・領海・領空を守る。(専守防衛のための自衛力整備は必要)
■健全な日米同盟を軸とし、アジア太平洋地域、とりわけ近隣諸国との共生を実現する。そのために、積極的な平和創造外交を展開する。
(平和創造外交はよいが抽象的。アジア太平洋地域連合まで進めてほしい。)
■日米地位協定を見直し、地元の基地負担を軽減する。
■近隣諸国との人的交流を大幅に拡充し、国民各層の相互理解を深める。(民間交流は必須)
■非核三原則をこれからも堅持し、防衛装備品移転三原則を規制強化の方向で見直す。
■国際連合など多国間協調の枠組みに基づき、国際社会の平和と繁栄に貢献する。
■核兵器廃絶、人道支援、経済連携、文化交流などを推進して、人間の安全保障を実現する。
3.【共生社会】
■多様な個性や価値観が認められ、基本的人権が尊重される「共に生きる社会」を実現する。
(多様性を認め合う社会が寛容な保守リベラルに必要)
■すべての人に居場所と出番のある社会を目指し、多様な主体が参加して「公」を担う「新しい公共」を推進する。
4、【教育・子ども・子育て】
■社会全体ですべての子どもの育ちを支援し、子どもの貧困と、貧困の連鎖を断ち切ります。
■経済的な理由で進学を諦めることがないよう、大学授業料を減免し、給付型をはじめとする奨学金を拡充する。(自民の教育無償化政策は、新たな不公平を生むなど問題が指摘されているが、立民党の政策は穏当である。)
■待機児童を解消し、保育士・幼稚園教諭などの待遇を改善する。
コラム 立憲民主党の基本政策の連関図
紫:政治の大目標、黄色:政策課題、緑:サブテーマ
なんだかんだと書きながら立憲民主党の基本政策初めて読みました。
ありがとうございます。
私も色文字で言うのなら健全なは良いとして
日米は不平等の地位協定他早く改訂し
合わせて、アジア重視を望みます。今ほど近隣との仲が良くない時代は
無いような気がします。
by majyo (2018-01-12 18:36)