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21世紀、日本の針路 ⑥目指すべき「国のかたち」  [平和外交]

 トランプ大統領の登場以来、世界は、自由貿易から保護貿易へ、多国間安全保障協力から一国主義への流れがやまない。アメリカは世界の警察をやめるという。

ならば、日本が、未来に向かって目指すべき「国のかたち」はどうあるべきか。簡単に表わすと下図の通りになると思う。この図は、このシリーズの初回に掲載した図の一部である。

ポイントは下記の通りである。詳細は後続の記事で述べる。

 

未来

2018

 

国連

東アジア共同体

政権

国民

 

1.東アジア共同体

 日本は地政学的にみてもアジアの一員である。日本は、アジアの国々と地域連合を形成し、アジアのことはアジアで解決する平和外交をすべきである。

アジア連合(共同体)推進の第一歩は、東アジア共同体の構築である。

 

2.国際連合(国連)の役割と改革

現在、国連は全く機能していない。73年前の戦勝5か国が常任理事国となって、やりたい放題をしているだけ。地球を平和な楽園にするため、国連の役割を見直し、再構築すべきである。日本は、平和国家のブランドを活かして、関係国を糾合し、けん引役を果たしたい。

 

3.まとめ(筆者のコメント)

地政学的にみて、日本は海洋国家で、中国は大陸国家と言われている。「海洋国家と大陸国家は違いが大きすぎて、永遠に分かり合えない」と主張し、対立を煽る嫌中派の人たちが多い。

利益を分かち合う心さえあれば、障害は克服できると思う。

 

中国の海洋進出に対抗して、「自由で開かれたアジア太平洋」が唱導されている。中国も巻き込んで、アジア太平洋を平和の海にするため、日本は率先して牽引役を買って出るべきである。

 

③破天荒なトランプ大統領の言動を見ていると、アジア連合や、国連改革にとって、チャンス到来に見える。彼の任期中に23歩前進したいものだ。

 

IMG_20180708_4.jpg

 

 


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コメント 2

majyo

トランプ出現以来、世界はとても不安定です。
アメリカ一国主義はやめて
東アジア共同体は私も望んでいる事ですが、現政権は逆行しています。
国連は拒否権のある常任理事国がありますから
残念ですが機能していないです。
世界の警察をやめるというトランプは日本にとってはチャンスかもしれません。基地撤廃です。

by majyo (2018-07-14 09:43) 

風船かずら

心から相手を思い、自分も大切にすることは実現不可能な理想にすぎないと考える人が多いように思いますが、その高い理想を掲げて追求する以外に人間が生き残る道はないのではないかと思うのですがどうなのでしょうか。
アメリカもずっと以前から軍需産業依存と赤字に苦しんでいる、差別や富の偏在、解決できない深刻な国内問題に苦しんでいる状況からもはや世界の憲兵であり続ける力がなくなっているのではないでしょうか。アメリカファーストのトランプ氏の政治は必然的なように思えますが、アメリカが世界の指導者でありたい考えは変わっていないと思います。大国の綱引きと対立、それが自分たちの運命を左右すると思わされているが個人の感想では迷惑です。
by 風船かずら (2018-07-24 09:02) 

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