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習近平主席に告ぐ④ 多国間安全保障 [平和外交]

 平和を愛する日本人として、習近平国家主席に、アジアの安全保障について、下記の通り、いくつか提言したいと思います。同時に、日本国内において、安倍晋三首相に対して同様の提言をし、日中双方の信頼醸成の雰囲気づくりに努力します。


1.アジア信頼醸成措置会議(CICS)に日本を招待してください

 CICSはアジアの安全保障に関わる多国間フォーラムで、1993年に発足し、現在26か国が参加していて、他に、日米を含め13か国がオブザーバーとなっています。
 2014年の会議で習近平主席は、「アジア新安全保障観」という概念を表明しました。「アジアの人民には相互協力を強化することにより、アジアの平和・安定を実現するだけの能力も知恵も備わっている」とも述べました。
 筆者は、この「新安全保障観」をアジアのおける多国間安全保障のシステムとして、実効性のあるものにするのが、アジアの平和にとって重要と考えています。

 日本はアメリカに遠慮してオブザーバーになっていますが、正式加盟国として招待してください。東南アジア諸国のうち未加盟のマレーシア、インドネシア、フィリッピンを誘って、アジア連合(共同体)の協議機関に格上げするのが良いと思います。

2.靖国問題などを外交カードに使うのはやめてください

 地域連合の構築には関係国の相互信頼が不可欠です。一部の右翼を除いて、戦後の日本人は次の通り平和的、友好的で、かつ、穏健です。

   日本人は過去の歴史を真摯に反省しています。

   日本人は現在も、将来にわたっても、平和を愛する民族で、平和以上の価値はこの地球上にないと思っています。

   戦略的互恵関係構築のために役立つことは何でもやります。

貴国が過去を蒸し返して外交カードに使いすぎると、穏健な日本人の居場所がなくなってしまい、アジアにおける多国間安全保障の機運が遠のいてしまいます。

3.日本を国連の常任理事国に推薦してください

 日本は平和憲法を持っている稀有の国です。貴国に次ぐ第3位の経済大国で、国連予算の分担率も10%以上を負担しています。現在、国連常任理事国は戦勝国の5か国で、戦後70年以上もこの体制が変わっていません。

 国連の機能が期待された水準に達していない現在、日本とドイツを常任理事国に加えて、世界平和の実現に向かって、体制の大転換を図るべきではないでしょうか。日本とドイツは、21世紀の、世界の安全保障システム構築に大きな役割を果たせると確信しています。

 過去の怨讐を超えて、日本にエールを送ってください。




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