好調なアメリカ経済 [詩・俳句・エッセー]
アメリカの7~9月期の経済成長率はプラス5.2%と好調で、5期連続のプラス成長になっている。
好調の要因は
①FRBの利上げ政策でインフレ抑制に成功したこと、
➁労働参加率が上昇して、多様な働き方が広まり、労働市場の柔軟性が増したこと、
③個人消費がいまだに旺盛なこと、
④ウクライナへの武器供与等で国防産業の需要が激増したことである。
来年予想される景気減速局面では、金利引き下げを交えながら軟着陸できると思われる。
筆者の意見(日米対比):
①なんでもアメリカの後追いするくせに、経済・財政・金融政策ではマネができなかった。財政均衡至上主義に毒されてまともな積極財政に失敗したため、GDPは米国の6分の1に沈んだ。
➁輸入物価高騰に起因するコストプッシュ型インフレと、目標たるべきデマンドプル型インフレを分けて管理する知恵を持つべきである
③日本のGDPに占める輸出の昨年の割合は18%。ドイツ44%、韓国47%から見ると日本は必ずしも貿易立国ではない。逆に言うと国内需要のポテンシャルは大きい。だから内需を育てる政策が望まれる。
④アメリカから売りつけられる何千億円もする武器については、国内で設計生産できるよう全力を注いでもらいたい。
俳句 題: 年の暮
年用意家族の絆戻るとき
紅白を見る約束はどうしたの
本年もよろしくお願いいたします。
柿沼
by 鳥好閑人(torisuki.himajin2) (2024-01-01 00:04)