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日銀の利上げは時期尚早 [詩・俳句・エッセー]

 日銀が319日の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を決めた。政策金利を引き上げるのは17年ぶりである。同時に長短金利操作と上場投資信託(ETF)買入の撤廃も決めた。ただし、金融緩和基調を変えることはしないと付言した。


筆者の意見:


①利上げは実質賃金の上昇を見てから


 マイナス金利の解除は金融市場の正常化のためにはよいことだが、筆者は少し早すぎると思う。賃上げで実質賃金が上昇し、ある程度中小企業にも波及したことを確認してからでも遅くはないと考える。


➁金融と財政の連携不足


 日銀は2013年以降異次元金融緩和を掲げて頑張ってきたが、財政のほうの協力が得られず独り相撲に終わった感がある。政府と財務省に対し声を大にして協力を要請すべきであった。アベノミクスの失敗は、財政という第二の矢を放たず、逆に早すぎる消費税増税で景気を冷やしたことにあったと思う。


③インフレにもいろいろある


 日銀はコストプッシュ型とデマンドプル型のインフレを分けて認識している。物価の番人としてさすがだと思う。国内需要が高まって物価が2%程度継続的に上昇する日本を早く見せてもらいたい。


俳句 題: 桜餅


祈り込めおいしゅうなれと桜餅


桜餅は菓子の王様葉も食し



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