長期需給予測の重要性 [詩・俳句・エッセー]
先日の「マイあさ」ラジオに「長期見通しのための『独立財政機関』の設立」というテーマで、慶大教授・小林慶一郎氏が出演した。
①国債の利子負担の増大
マイナス金利の見直しなど、日銀の金融政策変更が発表された。これから徐々に長期金利の上昇が見込まれ、国債の利子負担の増大、国の借金の膨張が予想される。
➁ハイパーインフレの心配
財政健全性の低下、インフレの昂進、物価上昇、国民の預貯金の目減り、ハイパーインフレの発生で国民生活が混乱する恐れがある。
③「独立財政機関」の設立
財政の健全性を担保し、30~50年先の長期の財政見通しを立てるための、「独立財政機関」の設立を提案する。
筆者の意見:
①国債の利子はGDP
長期金利の上昇により国債の利子負担が増えるが、㋐半分以上の国債は子会社の日銀が保有しており、連結されて実質負担にならない。㋑利息分は民間の所得となりGDPを押し上げる。
➁インフレはデフレより良い
小林慶一郎氏はハイパーインフレを心配しているが、それは日本では起こらない。適度なインフレは欠点より利点が何倍も大きく管理も可能である。
③長期需給予測の重要性
政府の仕事は国民を豊かにする経世済民である。「独立財政機関」で債務残高の圧縮にこだわって経済成長の足を引っ張っては元も子もない。
それよりも、長期の需要予測と長期の潜在供給能力予測を担当する部署を設けてほしい。長期需給予測が指針になって民間投資が活発になり、経済成長が持続する
俳句 題: 磯遊
枕もとのリュック明日は磯遊
海なし県より江の島の磯遊
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