IMFは古臭い [詩・俳句・エッセー]
IMF(国際通貨基金)は2月9日、日本経済に関し、物価上昇が来年後半まで2%を超える水準で推移する見込みだとして、金融政策について短期の政策金利を段階的に引き上げていくべきだと勧告した。また財政の持続可能性を確保するため、財政健全化に向けてまじめに取り組むよう指摘した。さらに6月以降実施される所得税の定額減税にも否定的な感想を述べた。
国際通貨基金は国連の専門機関の一つで、加盟国は189か国、出資金はアメリカに次いで2位である。日本からの出向職員は59名で、副専務理事に元財務官が、総務理事に財務大臣が就いている。2017年の日本への政策提言では、消費税を15%まで段階的に増税するよう勧告している。
筆者の意見:
①IMFの融資は、緊縮財政、構造改革、財政均衡を貸出し条件とするもので、対象国の経済成長に役立っていない。
➁IMFの経済勧告は古臭い古典派経済学の理論に毒され、貨幣観も間違えていて、対象国の経済成長や国民の幸福など眼中にない。
③IMFには日本の財務官僚が多数派遣されていて、IMFの勧告には財務省のご意向が100%入っている。したがって勧告内容を政策に取り入れれば、国民の幸福という最高の命題より、財務省の省益が優先されて、失われた30年が40年になる。
俳句 題: 地虫穴を出ず
春園芸ころりと出ずる地虫かな
サラダ菜に虫を見つけた子の叫び
2024-03-15 09:00
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