人生の意味とは何か④ ナショナリズム [哲学]
「人はなぜ生きるのか」、「より良く生きるにはどうしたらよいか」を模索している。歴史の中に多くのヒントがありそうなので、しばらくネタ探しをしてみよう。
ナショナリズムとは何か。それは国家への肯定的なこだわりである。
守りに入りすぎて排他的になると、
後ろ向き、内向きのナショナリズムになる。
1930年代の日本は、経済的逼塞、外交の失敗、
政党政治の堕落などもあって、国民は閉塞感に陥っていた。
人々は自己の力不足感を埋め合わせるため強い国家を求め、
思考停止に陥り一体性へのこだわりにがんじがらめになった。
そんな時に5.15事件(1932年・昭和7年)が発生し、
犬養毅首相が海軍青年将校に暗殺された。
4年後、2.26事件が発生した。陸軍将校と兵士1500人弱が反乱を起こし、
高橋是清大蔵大臣ら要人を暗殺した。
ナショナリズムに埋没してしまう人生では、
「道」を見つけ、より良く生きるなどはとても無理だ。
オオワシ 撮影:鳥好閑人さん
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