コロナ後、日本再興⑭ 世界共同体の総まとめ(未来の明かり) [コロナ後の日本再興戦略]
世界共同体の創設にあたって、世界政府や地域連合の在り方を述べてきた。前回は、総まとめとして、現在の世界が抱えている問題の闇の部分を取り上げた。今回は、世界共同体の明るい未来図を描いてみよう。下図「 未来の明り 連関図 」参照
1.世界政府の在り方
地域紛争の多発と難民流出などによる現世の闇を終わらせるのは、世界政府をおいてほかにはない。米一極支配や米中二極支配から、世界政府の一極支配に転換すべきである。
世界政府は多国間協調主義の理念を基礎にしている。特殊多数決などを用いた、透明で、正義に適った意思決定の仕組みが必須。官僚機構の腐敗防止も重要な課題である。
2.格差・分断社会の是正
半(反)グローバリズムの政策を取り入れて、過度なグローバリズムの弊害を取り除こう。そうすれば、格差を縮小し、分断を協調に変えることができると思う。
3.新冷戦の解決
新冷戦の争点は、中国による先端技術等の知的財産権の剽窃、補助金等の不公平貿易慣行などとなっている。解決策としては、①先端技術について、地球規模の取引市場の創設、②次世代通信の世界統一規格の設定などが考えられる。
4.核兵器等の軍備縮小
核保有国の核兵器の半分を、世界政府に有償で移管しよう。世界政府が大きな核の傘の提供者として定着してきたら、核軍縮を、少しずつ計画的に実行する土壌ができると思う。
ミサイルや宇宙兵器については、世界政府直轄の管理委員会を作って、削減策を講じよう。
5.フェイク・プロパガンダの統制
フェイクやプロパガンダの害を制御するため、適切な管理組織を設置して対処しよう。
6.日本再生戦略
日本は、生産性向上と先端技術開発のための投資が全く不足している。財政破綻論は財務省の嘘なので、第四次産業革命を目指して積極財政に転換しよう。消費税は5%に戻そう。
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