雄の雉が鳴き始める [詩・俳句・エッセー]
1月15日~1月19日は、七十二候の「雄の雉が鳴き始める」で、二十四四節気「小寒」の末候にあたる。
国鳥の雉も鳴かずば撃たれまじ
雄雉はケーンとホロロを鳴き分ける
養殖の雉の万羽を放つ山
コラム 日本経済の四重苦④ (円安対策)
米国はコロナ禍対策として莫大な財政出動をして国民を救済したが、これにウクライナ戦争が加わってインフレが高進した。これを止めるためにFRBは大幅な利上げを繰り返し、日米金利差が広がった。現在は130円前後に戻したが、ドル高円安の進行で、一時は1ドル150円を超えた。
日本はコロナと戦争で物価は上がっているが、25年も続くデフレを克服していないので、FRBに追随して利上げができない。
円安のデメリットは、輸入物価が高騰して国民が苦しむこと。また、日本で働いてもドル換算の給料が減少して日本を去る外国人労働者が増えて、介護などの人材不足がひどくなる。
しかし、円安にはメリットもある。たとえば海外に工場を移した製造業が国内回帰するチャンスでもある。新自由主義で疲弊した日本の復活も夢ではない。
イルカチドリ 撮影:鳥好閑人さん
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