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脱成長論とその批判 [詩・俳句・エッセー]

1.セルジュ・ラトゥーシュらの脱成長論


 ラトゥーシュによると、現資本主義国の成長至上主義は際限のない消費、自然収奪、環境汚染をもたらし、結果、地球の再生力を奪い、不平等が拡大している。


 そこで、脱成長論者は、「簡素な生活が好循環する社会」「節度ある豊かな社会」を構想する。


具体的には、①人間が資源やインフラを共有する「コモンズ」の復権、➁「成長なきグリーン・ニューディール政策」、③「所得とサービスの保障」④「労働時間の削減」⑤「環境と平等のための公的支出」の5つ改革を提唱している。


2.脱成長論に対する主な批判


①コモンズの復権などの復古的な対応では世界が直面する気候変動問題を解決できない


➁現在の新自由主義的市場経済の浸透力にはあらがえない、と批判している。


 ではどうしたらよいか次週以降のブログで述べる。


俳句 題:桜初めて開く


3月26日~3月30日は、七十二候の「桜初めて開く」で、二十四節気「春分」の次候にあたる。今年は桜の木の下に、マスクなしの素顔の花見客が団欒していた。


花見酒素顔の会話ここそこに


縁日の夜店の明かり花むしろ


 



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