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安倍首相の憲法改正案は不純 [平和外交]

自民党は安倍首相の意向に沿った憲法改正原案の年内取りまとめを決めた。衆参で2/3の議席を持つうちに、遮二無二改憲の実績を残そうとしているようで、動機が大変不純である。

 

1.安倍首相の憲法改正原案と問題点

憲法改正原案の内容

安倍首相の意図(想定)

問題点

憲法九条に第3項を設け、自衛隊の存在を明記する

  個別的自衛権に加えて、集団的自衛権を持つ日本は、強力な武力を持つべきだ

  公明党の加憲の考えにも合致する

  軍拡競争がひどくなる

  九条2項の戦力不保持と自衛隊の不整合が、ますますあぶりだされる

  平和主義の看板を汚し、

  平和外交の芽を摘む

高等教育(大学)を無償化する

 

(国公立私大の授業料無償化で、3.7兆円の財政負担増)

  国民の歓心を買うことで、改憲の賛成票を増やせる     

  維新の党の公約に寄り添うことができる 

  財政負担が過大

  無償化は憲法に書く必要はない(旧民主党は高校無償化をやった)

  無償化するなら、大学より、保育園、幼稚園の無償・全入の方が効果的(費用1.2兆円)

 

2.平和憲法を守ってアジアに平和を

 東アジアの安全保障環境が厳しくなっている現在、自衛隊の存在を憲法に明記し、強力な自衛能力を持ちたい気持ちは理解できる。

しかし、よく考えてみよう。安全保障環境の悪化には原因がある。下記のような平和外交で、悪化の原因を取り除くのが先ではないか。

 

平和憲法を世界に広めよう
日本の平和主義憲法は世界に誇れる理想の憲法である。現状追認の改憲をするより、現状の安全保障環境の方を、粘り強く変える外交努力をしよう。下記の当ブログ参照 
http://gaikou-ni-monomousu.blog.so-net.ne.jp/2016-03-10

 

②対中国外交の正常化
日米同盟一辺倒の外交から、アジアの一員として、周辺国に寄り添う外交に転換し、まず、中国との関係を正常化しよう。
習近平政権も4年目に入り軟化の兆しがある。 下記の当ブログ参照
http://gaikou-ni-monomousu.blog.so-net.ne.jp/2016-04-01



  ③新機軸の対北朝鮮外交
関係国を説得して6ゕ国協議を再開し、北朝鮮と対話して、まず、暴走を止めよう。核放棄は対話の条件にせず、対話の成果にすべきだ。

その後の政治体制転換は国民に任せよう。 下記の当ブログ参照

http://gaikou-ni-monomousu.blog.so-net.ne.jp/2016-04-21

 

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majyo

アベ総理の改憲案は日本会議の方の丸写しです。
自衛隊が明記されていなくても海外へ行っています。
これで明記したら歯止めはとどまることがありません。
高等教育無償化は民進党時代にもありましたが、自民は反対しました。
憲法に書かなくても出来ます。これは改憲案をやりやすくするためですね。平和ブランドを大切にして、外交努力をするべきです。
この色の紫陽花をいつも見ています。すごく良いですね
by majyo (2017-06-16 19:47) 

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