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低迷の原因は、緊縮財政政策 [政治・社会]

 菅義偉政権が誕生した。政策は、安倍政権の政策を引き継ぐという。しかし、発言を聞いていると、安倍政権の悪いところをさらに悪化させるのではないかと危惧している。
 そこで、何回かに分けて、心配の中身を述べてみよう。

1.経済財政政策の失敗の惨状(前述)


2.低迷の原因は、緊縮財政政策

 日本は1000兆円超、一人当たり800万円超の借金を抱えており、財政破たんの可能性があると、まことしやかに語られている。これは国民の納税意識を高め、消費税増税を受け入れさせるための、財務省のプロパガンダであり、ウソである。財務省の本音は、徴税権と歳出権を行使することで、大きな顔をして天下りしたいだけである。

「国の借金」は、国でも国民でもなく、政府の負債であり、国民は債権者である。政府の借金増=国民の所得増=国民の資産増である。将来世代への借金の先送りでもなんでもなく、心配はいらない。

 下図は、OECD加盟33か国における、年平均財政支出伸び率と、年平均GDP成長率の相関図である。財政支出伸び率とGDP成長率はほぼ比例しており、相関関係は非常に高い。日本の「財政支出伸び率ゼロ・ゼロ成長」が大変に痛々しい。「国家の店じまい」をしているのに等しい。
 ゼロ成長の原因は、少子高齢化などではない。図からわかるように、デフレ下にもかかわらず、プライマリーバランス黒字化にこだわった緊縮財政政策の誤りである。


GDP成長率と財政支出伸び率の相関.png


3.正しい財政金融政策(後述)

                   鳥05カワセミs-.jpg


カワセミ 撮影:鳥好閑人さん



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