今回は、神谷美恵子氏の著書「生きがいについて」を参考に「悟りと神秘体験」について考えてみよう。
ひとたび生きがいを失った人が、
悟りとか神秘的な体験を経て、
新しい生きがいを見出すことが良くある。
これは、人が深い苦悩に落ち込み、
血みどろの探求をつづけた結果起こる。
自力あるいわ「大いなる他者」の力を借りて、
否定的な感情が突然肯定的な感情に置き換わる現象である。
この種の体験を通して、
新しい精神的な生きがいが見つかれば幸いである。
これこそ「大死一番乾坤新たなり」の境地である。
シベリアジュリン 撮影:鳥好閑人さん
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