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人生の意味とは何か⑬ コヘレトの言葉 [哲学]

「人はなぜ生きるのか」、「より良く生きるにはどうしたらよいか」を模索している。歴史の中に多くのヒントがありそうなので、しばらくネタ探しをしてみる。

今回は、旧約聖書の「コヘレトの言葉」から、「人はいかに生きるべきか」について考えてみよう。コヘレトの言葉は、紀元前3世紀ころ書かれた伝道の書で、人生の虚しさや諸行無常にも言及していて名言が多い。 

すべてのものは一つの場所(死)に行く。
見よ、すべては空である。風を追うようなものである。
だからこの世は、諸行無常であり、人間の自由意志なるものは虚しい。

コヘレトは有名な「時の詩」で言う。
すべての物事に時がある。生きる時があり、死ぬ時がある。
泣くときがあり、笑う時がある。
・・省略・・ 戦う時があり、平和にも時がある。 

つかの間の人生を生き、小さな幸せを見出し、今を生きよ。
これが処世の知恵である。生きる道は
「他人に分けること、他人と分かち合うこと」で生まれる。

すべてに耳を傾けて得た結論は
「神を畏れ、その戒めを守れ」だ。
神を畏れる人は恐れるからこそ幸福になり、
悪人は神を畏れないから長生きできず決して幸福になれない。

追伸:筆者は無神論者だから、
神は「この宇宙の大いなるもの」と読み替える。

鳥24ハシジロアビ.jpg 

ハシジロアビ 撮影:鳥好閑人さん


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