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人生の意味とは何か⑯まとめ(なぜ生きる) [哲学]

 本シリーズも、いよいよまとめに入った。今回は「人はなぜ生きる・人生の目的は何か」、いわば、WHYWHATである。次回最終回は、どう生きる(HOW)の予定である。

親鸞は、「よくぞ人間に生まれたものぞ」と、生命の歓喜を得て
未来永劫の幸福(絶対の幸福)に生きること説いた。
「人生は苦なり、弥陀の本願(救い)には
老少善悪の人をえらばず、ただ信心を要とするを知るべし」。
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
と平等思想を宣言した。

筆者は、時々、いま生きている自分の過去生を考えてみる。
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世代も遡ると千年も昔になるが、
親の親をたどってゆくと無限に近い祖先に行き当たる。
一人でも欠けたら今の自分はないことになる。
しかも、この祖先たちは、
無限の宇宙の地球という星の片隅で、
生をつないできたわけで、そこにはドラマティックで、
神秘的な物語があると思う。人生の意味がないはずはない。

人は夢を持とう。人生は夢の実現への道のりである。
夢は生きがいであり、人生の目的でもある。
夢を持つには、「好きなもの(趣味)」を持ち、
「上手なこと(得意)」を伸ばす情熱を持つことだ。
夢の花を咲かせるには肥沃な土壌と水、
すなわち健康な体と燃える情熱が必要である。

夢や生きがいは人さまざまで、
自分の「生きがい」を求める際に、
「自分はなぜ生きるか、誰かの役に立っているか」、
「生きてゆく目標は何か、それに忠実に生きているか」
を自問することが大事である。
生きる目的が明確になり、「生まれてきたのはこのためだった。
いつ死んでも悔いなし」と思えるようになれば大往生である。

イランから日本に帰化したサヘル・ローズは、
「恵まれない子供たちに会うため世界を旅している、
人と会うために私は生まれてきた」といった。
彼女は苦難の幼少期を克服して
素晴らしい人生を歩んでいると思う。

鳥27ウミスズメ.jpg

ウミスズメ 撮影:鳥好閑人


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