日本復活③ 処方箋2:「財政均衡政策から経済成長政策へ」 [財源問題]
5.処方箋2:「財政均衡政策から経済成長政策へ」
①デフレは総需要の不足。
デフレ期には政府が率先して財政拡大と減税により需要を創出せよ。国民の所得が増え、企業が投資を始め、国家の体力(生産力)がつく。
デフレ期に、消費税増税や構造改革などのインフレ政策をやってはダメだ。
日本が元気になれば、「老後資金不足2000万円問題」などは胡散霧消する。また、若者が将来もらえる年金額の心配をしなくても済む。
②インフレは総需要の過剰または供給不足。
インフレ期は政府が緊縮財政や増税により需要を抑制せよ。過度な物価上昇や金利上昇を防げる。名目経済成長率5%、インフレ率2%くらいの高圧経済が長く続く日本を取り戻そう。
③PB黒字化を政策目標にするのは重大な誤り
財政再建は、経済成長の余禄で可能になるもの。「基礎的財政収支(PB)黒字化」目標は、経済成長を阻害し財政収入を縮減して、永遠に達成できない目標になる。経済成長なくして財政再建はない。
政府は、骨太の方針からPB黒字化目標を削除し、政策の失敗を認めて国民に謝罪せよ。
ムギマキ 撮影:鳥好閑人さん
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