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デフレギャップ解消の政府発表はうそ [詩・俳句・エッセー]

 政府は19日、今年の国内需要超過が年率1兆円になると試算を発表した。この発表には、需要不足(デフレギャップ)は一応解消したので財政支出の規模を正常化したいという緊縮財政派の意向が働いている。


一方、第一生命経済研究所の長浜氏によると、デフレギャップは過小評価の可能性があり、2%のインフレ目標を達成するにはGDPの4%程度、額にして20兆円程度の財政支出が必要ではないかと発言している。


筆者の意見:


①デフレ脱却に何回も失敗してきた日本の財政政策を考えると、デフレギャップ分はもちろん、それにいくらか上乗せした額を、好況になるまで政府が支出を継続する必要がある。


➁政府の発表には、需給ギャップを小さく見せたいという力が働いている。例えば、潜在GDPの定義を、最大概念の潜在GDP(供給力の天井)から、過去の平均GDPに定義変更をした。これは緊縮財政のためとは言え、正しいマクロ経済政策の妨げになる。


10年程度の長期にわたって、公共投資や災害対応投資などの政府支出計画を公表し毎年更新することを期待する。財政は大規模、長期、計画的が重要で、民間投資の呼び水になる。


 俳句 題: 秋の雲


友と立つ富士見の丘や羊雲


留まらず移りゆくもの秋の雲



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