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ようやく暑さが鎮まる [詩・俳句・エッセー]

8月28日~9月2日は、七十二候の「ようやく暑さが鎮まる」で、二十四節気「処暑」の次候にあたる。暑さが和らいで、赤とんぼが飛び交う季節である。



とんぼ舞ふみな丁度よい距離とって



露の世を抜けて青空赤とんぼ



「赤とんぼ」は赤いトンボの総称で、一般名詞である。秋に目にする赤いトンボの代表は「アキアカネ」と呼び、雄が成熟して真っ赤になる。



コラム 元首相暗殺に思う



 安倍元首相が暗殺された。犯人は旧統一教会に恨みを抱く山上容疑者である。山上は氷河期世代で、その上母親の献金で困窮に陥っていた。山上のような社会的弱者は将来を悲観し、自殺かテロの予備軍になっている。



自己責任第一の日本の政治家は困窮者を救う意思がない。自殺とテロが頻発する社会の到来だ。それは昭和テロ時代(1930年前後)の再来である。


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            コウライアイサ 撮影:鳥好閑人さん

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稲が実る [詩・俳句・エッセー]

9月3日~9月7日は、七十二候の「稲が実る」で、二十四節気「処暑」の末候にあたる。

里山の案山子が見ている稲の花

 

水田があり、案山子がある風景は日本の原風景である。

 

コラム カルト規制はフランスに学べ

 安倍元首相の暗殺を契機に、旧統一教会のようなカルト集団に対する批判が続いている。
 政府は、国民の命と生活を守り、幸福を増進するのが仕事であり、カルト集団の悪質な勧誘や法外な金銭の要求などに対し、規制する必要がある。
 日本も、ランスの法律を参考に、カルト規制法を作り、体制を整備してほしい。

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           カワアイサ 撮影:鳥好閑人さん


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草露が白く光る [詩・俳句・エッセー]

 9月8日~9月12日は、七十二候の「草露が白く光る」で、二十四節気「白露」の初候にあたる。

菜園の夜が育てる芋の露

 里芋の露は愛らしい。芋の露といえば、飯田蛇笏の「芋の露連山影を正しうす」が有名。

コラム 安倍元首相の国葬に思う

安倍元首相の国葬に反対する国民が多い。国葬の賛否にはいろいろの考えがあるが、国民に弔意を強制しない限り、筆者はどちらでもよい。ここで2点指摘しておきたい。

  安倍元首相は、就任中、財務省に押されて消費税増税などの緊縮財政をやったが、退任後は積極財政派のかなめの存在になった。安倍さんの不在で日本復活が遠のいたと思う。日本は現在米国の属国だが、中国からも属国にされる日が来る。

➁国葬のための政府の支出は、民間の所得であって無駄金ではない。

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        ウミアイサ 撮影:鳥好閑人さん


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燕が南へ帰ってゆく [詩・俳句・エッセー]

 9月18日~9月22日は、七十二候の「燕が南へ帰ってゆく」で、二十四節気「白露」の末候にあたる。

電線に連なる秋のつばめかな

秋燕南へ帰る日教えてよ

 燕が並んで「ぴちぴち」としゃべっているのを目撃することがある。南へ帰る日を相談しているのだろうか。

コラム 子供は国の宝

 隣に越してきた家族が子供を二人連れて挨拶に来た。うるさいかもと恐縮する親御さんに「子供は国の宝」と返した。

 自民党は「家族は互いに助け合わなければならない」という立場だ。自己責任第一を押し付け、国が責任を放棄する風潮に失望している。

誤った貨幣観を正し、ありもしない財源問題にとらわれず、「国が子供を育てる」政策に転換してもらいたい。

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     メボソムシクイ 撮影:鳥好閑人さん


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虫が土中の穴をふさぐ [詩・俳句・エッセー]

 9月28日~10月2日は、七十二候の「虫が土中の穴をふさぐ」で、二十四節気「秋分」の次候にあたる。ここで言う虫は、主に、蛙、蛇、蜥蜴のことで、俳句の題としては少ない。

今年の中秋の名月・十五夜は9月10日であった。翌日から十六夜、立待月、居待月、寝待月と続くが、月の出の時刻はだんだん遅くなる。

名月を待つてましたと奥座敷

十六夜の面長の月愛でしかな

居待月待ちくたびれて寝る子かな

上記は、名月を祝う奥座敷の様子、十六夜の面長の月、居待月を待っていて眠ってしまった子供の風景である。

コラム バカの壁   

 養老孟氏が2003年の「バカの壁」で、人が思考停止に陥って己の周囲に壁を作ると書いた。社会には、実体経済と虚の経済(金融経済)があるという。

日本では今、虚の経済が繫栄し、実体経済が衰退している。実体経済の復活を果たさなければ、属国化の道しかない。

答えは国が主導して需要不足を埋め、デフレの病を終わらせることである。

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     コノドシロムシクイ 撮影:鳥好閑人さん


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