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靖国問題をどう乗り越えるか [平和外交]

 安倍総理は201312月に、総理になって初めて、靖国神社に公式参拝をした。中韓との外交関係は急速に悪化し、両国の首脳に会ってもらえなくなった。そのうえ、アメリカからも「失望した」と非難された。

 中国が総理の靖国参拝に反対するのには、いくつか理由があると言われている。

    中国は日本との平和条約締結に当たり、戦争責任はA級戦犯にあり、日本国民にはないとして、自国民を納得させた。そのため、A級戦犯合祀の靖国参拝を嫌っている。

    靖国神社は戦中に戦争遂行装置の役割を果たし、民間の宗教法人になったあともその流れに乗っていて、軍国主義復活の支柱になる恐れがある。

    日本には「死者に鞭を打たず」という考え方があるが、中国では罪人は死後も許さない習慣がある。

 一方日本には、「国のために命を投げ出した人々を追悼して何が悪い」、「他国に言われて参拝をやめたくない」、「A級戦犯は戦勝国に裁かれたもので、日本の犯罪者ではない」と考える国会議員や国民が多い。

 筆者は以上の状況を考慮して、靖国問題を乗り越えるため以下の提案をする。
  ①  だれでもわだかまりなく参拝でき、戦没者と戦災死者を追悼し、戦争の反省と不戦の誓いができる国立の追悼施設を建立する。(安倍首相が決断すればできる)
  ②  国会議員は戦争責任について、村山、小泉談話を再確認し、今後、歴史修正主義的な発言をしない。

  ③  中国とは戦略的互恵関係を確立すると宣言し、積極的な平和外交を展開して、未来志向の東アジア共同体創設を呼びかける。




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