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在特会のヘイトスピーチを解剖する [世界平和]

 在特会(在日特権を許さない市民の会)が全国各地で繰り返しているヘイトスピーチについて、前回の記事で法規制が必要と述べた。
 在日韓国・朝鮮人が多くの特権に守られていると、街頭で毒々しくわめいているが、これはほとんど事実ではない。唯一の真実は、生活保護世帯数の人口比が高いことである。(安田浩一著・「ネットと愛国」参照)これは、彼らの生活環境がそれだけ厳しいことの結果であって、在日となった経緯を考えれば、口角泡を飛ばすほどの問題ではない。
 在特会は極右・排外主義の1万人を超える集団で、攻撃目標を作り、口汚くののしり、出てゆけと叫んでいる。動画をネットに垂れ流して、再生回数に応じた料金を主要な資金源としているようだ。ヘイトスピーチそのものが、在特会というブラック企業の悪徳商品となっている。
 在特会は、在日韓国・朝鮮人を排除してどんな社会を作ろうとしているのだろうか。世界平和への理想はあるのだろうか。背筋が寒くなる思いだ。
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