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国連安保理改革のキモは「拒否権」 [世界平和]

 194551か国で発足した国際連合(国連)は、現在193か国が加盟する国際機関となっている。
 国連の安全保障理事会は常任理事国(戦勝国)の5か国、非常任理事国(任期2年)の10か国で構成され、日本は過去に11回非常任理事国を務めた。
 議題は9か国以上(60%以上)賛成で採択されるが、常任理事国が拒否権を持っていて、一国でも反対すると否決されてしまう。
 国連通常予算に対する分担率は、米22%、日本10.8%、中国6.6%などとなっていて、日本は常任理事国より高額を負担している。
 国連安保理改革の一つとして、非常任理事国の数を15か国に増やす案か検討されているようだが、最大の問題は常任理事国の拒否権である。中国、ロシアがらみの議題は両国の拒否権発動で、採択されることはなない。要するに国連は機能不全に陥っている。
 筆者は国連改革の目玉として次の2点を提案する。
  拒否権を廃止し、75%の賛成で議決するルールに改める(どうやって猫の首に鈴を付けるか)
  各国に与えられる議決権は分担率を基準にするが、比例ではなく、上に凸の曲線(限界効用逓減曲線)から求める。この方が将来中国やロシアの分担率が高くなった時、大国の横暴を抑制する効果がある。


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