軍備拡張競争はやめよう [平和外交]
いま、アジアで軍備拡張競争が進行している。プレイヤーは日本と中国である。
日本では安倍政権が、アメリカと約束した安全保障法案を、昨年9月に強引に通し、集団的自衛権を行使できるようにした。中国を仮想敵国と定めて、日米同盟を強化し、抑止力を高めるという。
一方、中国は南シナ海に軍事施設を作り、ミサイルを配備するなど、海洋進出を強化している。日米同盟を仮想敵と定め、自国を防衛するため、最前線を前に構築したつもりであろう。質は異なるが、日本と同じことをしている。
自衛と称して防衛ラインを前に、前に進めると、それは相手から侵略とみなされ、戦争につながることは歴史が証明している。
戦後の東西冷戦はソ連対欧米であったが、日米対中国の東西冷戦は、願い下げにしたいものだ。対策は平和外交による、アジア共同体の創設しかない。
コメント 0