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九条をめぐる対立の構図 [平和外交]

 憲法九条にどう向き合うかについては、護憲、改憲以外にも様々な考え方がある。横軸を平和と軍事、縦軸を国際主義と一国主義にとると、四つの象限の政治思想を次のように整理できると思う。
  A象限は平和と国際主義を志向する「平和優先主義」。
  B象限は軍事と国際主義を志向する「軍事的国家主義」。
  C象限は軍事と一国主義を志向する「復古型国家主義」。
  D象限は平和と一国主義を志向する「非武装中立主義」。
 四つの政治思想の概要については、添付の図表「九条をめぐる対立の構図」を参照願いたい。(図表を右クリックして、新しいウインドウで開くと拡大表示できます)

 B,Cは改憲派で、軍事、国家、従米を志向していて、安倍首相は、今はBに属するが、本音はCの方に近い。その証拠に、伝統と誇りある日本を取り戻すと主張する保守の右派団体である「日本会議」と近い関係にある。
 A,Dは護憲派で、平和、国際、地域を基軸にしている。非武装中立論者はいまは少ないので、今後、アジア共同体などの創設を目指してADは連携できると思われる。本稿は加藤典洋著「戦後入門」を参考に筆者が作成した。

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