蛙が鳴き始める [詩・俳句・エッセー]
今日から二十四節気の立夏、もう夏だ。初候が「蛙が鳴き始める」となっている。
弄られて顔あおざめる蛙かな
昔からいじられキャラの青蛙
子供のころ、蛙の尻にストローをさし、腹を膨らませて遊んだ記憶がある。悪いことをしたと悔やんでいる。
「夏」の季節を表わす時候は下表のようになっている。二十四節気は半月毎、七十二候は5日毎に決められている。これらは四季の変化を美しい言葉で表した農事歴である。
四季 |
二十四節気 |
七十二候(注1) |
旧暦 |
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夏 |
初夏 |
立夏 5月6日 |
蛙が鳴き始める |
皐月 |
蚯蚓がはい出る |
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筍が生えてくる |
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小満 5月21日 |
蚕が桑を食べ始める |
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紅花が盛んに咲く |
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麦秋となる |
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仲夏 |
芒種 6月6日 |
蟷螂が生まれ出る |
水無月 |
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腐った草が蛍になる |
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梅の実が熟す |
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夏至 6月21日 |
夏枯草が枯れる |
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あやめの花が咲く |
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半夏が生える |
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晩夏 |
小暑 7月7日 |
温風至る |
文月 |
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蓮の花が咲き始める |
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鷹の幼鳥が飛び方を覚える |
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大暑 7月23日 |
桐の花が蕾をつける |
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土が湿って蒸し暑くなる |
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時に大雨が降る |
注1)七十二候の表現を文語から常用語に直した
コラムアベノミクス失敗の反省①
安倍政権のアベノミクスは金融、財政、成長戦略の3本の矢を放って2%のインフレ目標を達成し、デフレを脱却するはずであったが、全くの失敗であった。
アベノミクス失敗の原因の第一は、金融政策偏重である。黒田日銀総裁などのリフレ派が、強引な金融緩和により超低金利を継続すればデフレを脱却できると誤認したせいである。
結果、円ドルは一時131円を超える円安となり、国民を苦しめる悪いインフレが進行中である。
是正策は、財政政策、成長戦略とのバランスを取り、金利上昇を容認することである。国債金利負担増の心配は無用である。また、財政を吹かせば、金利上昇による景気へのマイナス効果は緩和できる。
タカサゴモズ 撮影:鳥好閑人さん
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