半夏生 [詩・俳句・エッセー]
夏至から10日目の7月2日~5日は、七十二候の「半夏生」である。半夏生は烏柄杓(俗名:蛇のおっかさん)のこと。なお、半夏生は片白草を指すとの説もある。
戦して塗炭の民や半夏生
戦にて塗炭に堕つる半夏生
ウクライナ戦争による国民の苦しみから、あの面妖なカラスビシャクを想像してしまった。
コラム 「財政健全化の旗は掲げ続ける」という岸田首相
黒田日銀総裁は岸田首相との会談で、「急速な円安は企業のとっても好ましくない。政府と連携して対処したい」と暗に積極財政を勧める発言をした。これに対し、「財政健全化」にとらわれた岸田首相は返事をしなかった。先が思いやられる。
オニアジサシ 撮影:鳥好閑人さん
温風至る [詩・俳句・エッセー]
7月7日~12日は、七十二候の「温風至る」。暖かい南風が吹いてくる時期という意味である。その風を別に白南風(しろはえ)とも呼ぶ。この時期によく入道雲・雲の峰が現れる。
雲の峰人は死ぬから生きられる
入道雲の勢いのある形を見ると、人には生きる力があるが、それは死んだ人との輪廻転生があってのことではないかと思う。
コラム インベスト・イン 岸田
岸田首相は、5月、ロンドンで「インベスト・イン岸田」と叫んだ。岸田を信用して日本に投資してほしいという。途上国ではあるまいし金の無心は無用である。首相がやるべきことは、貨幣観を正し、積極財政に打って出て、日本を豊かにすることだ。
ダイセン 撮影:鳥好閑人さん
蓮の花 [詩・俳句・エッセー]
7月13日~18日は、七十二候の「蓮の花が咲き始める」。ハスの花言葉は「清らかな心」。仏教では極楽浄土に咲く花として慈しまれてきた。
ハスによく似た睡蓮は水面に接して花を咲かせるので区別される。
ご先祖のおもたせなりや古代蓮
コラム 消費税廃止
日本は25年間、失政によって世界で唯一経済成長ゼロの国になった。成長すれば格差や、社会保障の財源問題などは霧消する。
成長を取り戻す最重要政策は消費税廃止である。GDPの60%を占め、景気のエンジンである消費に罰金をかけていては成長するはずがない。経済成長なくして財政再建はない.
オオカラモズ 撮影:鳥好閑人さん桐の花 [詩・俳句・エッセー]
7月23日~28日は、七十二候の「桐の花が蕾をつける」。桐の花は「神様の花」、「神聖な花」といわれるくらい高貴な花で、花言葉は「高尚」である。500円硬貨デザインにも使われている。
桐の産地としては岩手県の南部桐、福島の会津桐が有名である。
里山の主なりけり桐の花
遠くから思ふ故郷桐の花
コラム 「身を切る改革」
日本維新の会は、「身を切る改革」を公約にして勢力を伸ばしてきたが、まやかしである。「身を切る改革」は、小泉内閣の「構造改革」、「小さい政府」に悪乗りしたもので、30年にわたる日本のデフレと衰退の元凶となった。
正解は、政府による積極財政支出と、人材・技術・インフラへの長期投資である。
イソヒヨドリ 撮影:鳥好閑人さん
大暑 [詩・俳句・エッセー]
7月24日から8月7日までの15日間は、二十四節気の「大暑」。一年で一番暑い日が続く。
こめかみに貼る梅干や大暑過ぐ
暑い日が続くと頭がもやもやして、こめかみに梅干しを張ったことを思いだした。
子らの待つ流しソーメン農休日
大暑の季節には、納涼行事が似合う。
コラム 日本維新の会の「改革」
人はなぜ「改革という言葉」に騙されるのか。改革でコストを減らし、儲けを外国の業者に差し出すのが良いはずがない。
コストは、本来、国内の「国民の所得」になるはずのものである。日本維新の会には早く気付いてほしい。
ツツドリ 撮影:鳥好閑人さん