安全保障の新思考 [平和外交]
昨年11月に当ブログで、「安全保障は抑止と安心供与」の記事を掲載した。今回は安全保障の新思考ともいうべき「共通の安全保障2.0」(遠藤乾著・グローバル・コモンズ参照)について述べる。
コモンズとは共有地と訳され、海洋、宇宙、サイバー空間などの、有限で、だれでもアクセス可能な領域のことであるが、常に、過剰使用やダダ乗りによる枯渇の危険にさらされている。
そこで、グローバル・コモンズに対する排外的で乱暴なアクセスを防止し、ともに耕すような、多国間の相互信頼の枠組み作りが必要である。
日本は食料、水、環境、高齢化などの安全保障分野で、課題先進国として、この枠組み作りに貢献できると思う。これは当ブログのテーマである共同体づくりにつながっていくはずである。
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