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歴史修正主義的な言論は封印してください [平和外交]

 安倍首相に注文したいことの第四は歴史修正主義的な発言を抑制することです。

1.歴史修正主義とは

歴史修正主義は、すでに確定している歴史事実について、自身のイデオロギーに沿って、なかったように主張したり、誇張、ねつ造、改ざんしたりすることで、歴史否認主義ともいう。

2.歴史修正主義の問題点

 安倍首相とその周辺から、「侵略戦争の定義は定まっていない」、「慰安婦の強制はなかった」、「植民地でよいこともした」など、歴史認識を問われる発言があった。向き会いたくない過去があるからこそ、人は攻撃的になり、自己正当化したくなるものだ。しかしこの気持ちを前向き、外向きに転換しない限り、平和外交はさせてもらえない。欧米からさえ危惧の声が聞こえてきている。

3.ナショナリズムとその制御

 歴史修正主義の寄ってくる元は、誰の心にもあるナショナリズムである。ナショナリズムは歴史や伝統への「こだわり」であり、「こだわり」の背後には「認知の欲求」がある。これらはすべて、徳の力で制御されるべきもので、制御出来ない人から、ぽろぽろ出てきて物議をかもすことになる。安倍首相には日本の名宰相になってほしいので、歴史修正主義やナショナリズムに基づく言動を抑制していただきたい。

4.平和外交のための筆者の提案

日本国民としての戦争責任の総括
日本は1951年に対日講和条約に調印して、一応独立国となった。東京裁判において戦勝国によって戦争責任を裁かれたが、日本人として、戦争責任を問う機会を失って、歴史認識に齟齬をきたしたと思う。いまからでも遅くはない。歴史を卒業するためにも、日本人として戦争責任に決着をつけるべきである。

 日中韓の歴史共同研究
南京大虐殺や従軍慰安婦問題などが、時々くすぶりだして近隣外交を台無しにすることが多い。この際、①と連動する形で、日中韓の有識者間で、東アジアの歴史を共同研究すべきである。研究成果は各国の教科書に載せて、正しい歴史認識を持った未来志向のアジア人を育てたい。




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