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靖国神社に代わる国立の追悼施設を作ってください [平和外交]

 安倍首相に注文したいことの第五は国立追悼施設を作ることです。

1.遺族は怒っている 

兄がペリリュー島で戦死したが、靖国神社にはいないと思っている。兄は戦争指導者に騙されて殺されたのだ。遺族の多くは、「靖国で会おう」を合言葉にして、戦争遂行に重大な役割を果たした靖国神社に対し、強い怒りを感じている。

(昨年12月のブログ「私は遺族だが靖国は認めない」参照)

2.靖国神社は追悼に名を借りたカルトである

靖国神社は今でも境内にある遊就館で、戦争はやむを得なかったと主張し、英霊の顕彰をしている。1978年には時の松平宮司が、反対を押し切ってA級戦犯を合祀した。これが今でも、日本外交の大変な障害になっている。

政治家がもっともらしいことを言って、大挙して靖国神社に参拝するのは、遺族や一部の右派勢力の票がほしいためだけではないか。いまや、靖国神社は国会議員をはじめ熱狂的な信者に支えられたカルトである。

3.国立追悼施設の建立

本来、靖国神社は戦後すぐに解体すべきであった。いまからでも遅くはない。だれでも、わだかまりなく参拝でき、戦没者とすべての戦災死者を心から追悼し、戦争の反省と不戦の誓いができる国立の追悼施設を建立してほしい。

4.アーリントン墓地を見習おう

アーリントン墓地はアメリカ合衆国のために尽くした戦没者300万基を祀っている。宗教については、無宗教というより、どんな宗教でも宗教不問で受け入れている。

毎年5月最終月曜日の、戦没将兵追悼記念日には、多くの参拝者が集まって追悼行事が行われている。外国要人も含めて、いつでもだれでも、参拝できる施設となっている。日本も見習ってほしい。

(昨年12月の当ブログ「靖国問題をどう乗り切るか」参照)


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