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北朝鮮に向けた戦略的平和外交 [平和外交]

 北朝鮮が5回目の核実験を強行した。近隣諸国にとって、ならず者国家に凶悪な兵器を持たせるのは大変心配である。安倍信三首相は国連演説で、北朝鮮への制裁を一段と強化するよう懸命に訴えた。

一方、金正恩政権の立場に立ってみれば、核を保有することで、その核抑止力に縋って、政権の延命を図っているわけである。核実験禁止の安保理決議や、核兵器不拡散条約などの、国際法にかまっている余裕はないというのが言い分であろう。

 筆者は、戦略的平和外交の立場から、下記の対北朝鮮政策を提案する。安倍首相に対応をお願いしたい。

1. 制裁一本やりの政策を転換すること。「北風より太陽」はいつでも真理である。

2. 北朝鮮とアメリカの、条件なしの会談をお膳立てすること。北朝鮮の核開発政策の変更は会談の前提ではなく、会談の成果として期待すべきである。

3. 6ヶ国協議を再開し、北東アジアの平和構築を進めること。

6ヶ国は北朝鮮、アメリカ、中国、ロシア、韓国、日本)

4.政権選択は北朝鮮国民に任せること。北朝鮮を国際場裏に引き出せば、国民は遠からず、目覚めるはずである。イラクをはじめ、アメリカの力による内政干渉で成功した事例はほとんどない。

4月の当ブログ「北朝鮮にどう向き合うか」参照


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