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自虐、反日日本人批判に反論する [政治・社会]

 戦後の歴史認識において、自国の歴史の負の部分を強調、正の部分を過少評して、自国を貶めるのが自虐史観とされている。反日日本人という言い方もある。

自虐史観と言われて非難される日本人は本当に日本を憎み、貶めようとしているのだろうか。私は違うと思う。自虐、反日日本人批判の論点を整理してみよう。

読者の皆様にお願いがあります。本テーマは奥が深く、筆者には手に負えないところがあります。引き続き研究しますが、皆様からもコメントをお寄せください。

 

1.自虐、反日日本人批判とその反論

 

テーマ

自虐、反日日本人批判

自虐、反日日本人批判への反論

満州事変

満州は日清、日露の戦勝で勝ち取った権益で、「アジアは一つ」の理念の実現を願った。中国の抵抗にあったが、列強の植民地支配を終わらせる正義の戦いであった。

理念はよいが、中国や朝鮮の連携に失敗し、民族主義を鮮明にした。同盟国・英国の忠告を聞かず、ついに、一線を越えて錦州爆撃を敢行、民間人も多数殺害し、中国の怒りを買った。正義の戦いとは言えない。

東京裁判

東京裁判史観の人々は、東京裁判の判決文に書かれた日本悪玉論を妄信し、日本を侵略国家と決めつけ、日本を貶める活動をしている。

アメリカが反日プロパガンダを実行し、日本人を洗脳した事実を知るべきだ

アメリカ、特にルーズベルトが日本を戦争に追い込む謀略はあったと思う。また、占領中、WGIPやプレスコード(注)を駆使して、占領統治をしたのは事実であろう。

しかし、日本は、戦争責任に真摯に向き合い、将来の外交に生かすべきだ。反省の声を挙げるのは反日ではない。

対中外交

中国は共産党独裁政権で、日本と価値観も政体も異なり、永遠に理解しあえない国である。

南京虐殺30万人と称して反日攻勢を強めている。

南シナ海の領有を主張して、軍事施設を建設し、軍艦による尖閣への領海侵犯を繰り返し、沖縄独立工作に手を染めている。

日本の親中派、媚中派は、そんな中国を擁護している。

平和ボケのお花畑思考はやめるべきだ。

民族の欠点をあげつらっても、得るものはない。中国にも多様な、優れた人材が多い。ヘイトスピーチはやめて、違いを認め、尊重し合うための対話をし、相手を「識る」ことが大事だ。

「嫌中本」を読んで留飲を下げるのは、一種の小児病で、「アジアを開放した」など歴史を美化し、名誉の回復に固執してる。

自虐史観と非難する側の人は、あったことも無かったことにしたいという 「恥知らず史観」と言われても仕方がない。

靖国神社

靖国は、国に殉じた英霊を祀る神社である。首相が、英霊に尊崇の念を現すために参拝するのを、中国や韓国が反対するのは理不尽である。

これも、反日日本人や反日メディアが、騒ぎ立てるせいである。

靖国は、1978年にA級戦犯の東条英機元首相ら14人を合祀した。

安倍首相は、2013年に靖国神社に参拝して世界中から総スカンを食った。参拝は日本の伝統文化で内政問題だというが世界には通用しない。

靖国とは別の、誰でも心おきなく参拝できる追悼施設を作るべきだ。

(注) WGIP(戦争罪悪感・情報計画)、プレスコード(新聞遵則)

 

2.まとめ(筆者のコメント)

 

① 脱自虐史観派の増加

日本に謝罪ばかりを求める中韓を見て、脱自虐史観派は増えているようだ。脱自虐史観が独り歩きを始めると、中国の日米離間戦略にはまり、国際社会からも日本は孤立する恐れがある。

 

② 歴史認識問題の克服:歴史の共同研究

南京大虐殺や従軍慰安婦問題などが、時々くすぶりだして近隣外交を台無しにすることが多い。日中韓の有識者間で、東アジアの歴史を共同研究すべきである。一致できない箇所は両論併記でよい。研究成果は各国の教科書に載せて、正しい歴史認識を持った未来志向のアジア人を育てたい。

 

③ 自虐史観の止揚

 自虐、反日の言論は日本の力を削ぐという議論がある。解決のため中韓の懐に飛び込み、相手をもっと「識る」ことから始めよう。中国の属国にされる心配は無用だ。


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コメント 1

majyo

私はすべて右側あるような論理です
そしてまとめに賛成です。
自虐ではなく正しく認識でしょうか
たとえば南京が30万人でないとしても事実はありました。
従軍慰安婦問題もきちんと受け入れれば、こんなにこじれないでしょう
ドイツをお手本にしたかった・・・・
どこの国でも問題はありますが、今の勢力が拡大すれば
また70年前のぶり返しです。アジア重視で行くべきです。



by majyo (2018-06-09 15:41) 

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